エリック・クラプトンのソロフレーズ
ブルースギター初心者のために
エリック・クラプトン(Eric Clapton)
ソロ・フレーズを10種類解説している
動画レッスンです。
今回は、スローブルースの名曲『Have You Ever Loved a Woman』を題材にして、
初心者でも分かりやすいようにギターソロのフレーズを1~10に分けて
12小節分の弾き方を解説します。
(フレーズは初心者でも弾けますが、解説は中級者~向けで少し難しいかな)
いろんなブルースマンが演奏しているのですが、今回はエリック・クラプトンが弾くスタイル。
「KeyはC」
なので、全てのソロフレーズはKey-Cのブルースでそのまま使えます。
(応用すれば、すべてのKeyのブルースでも使えますよ)
ジャムセッションでアドリブ・ソロを弾く参考にしてくださいね。
TAB譜もあるので分かりやすいと思います。
Have You Ever Loved a Womanのコード進行
まずは↓がコード進行。
||C7 |F7 |C7 |C7 |
|F7 |F7 |C7 |C7 |
|G7 |F7 |C7 |G7 ||
基本的に、この12小節のコード進行を繰り返し弾きます。
そしてソロ・フレーズですが、今回は理解しやすいように
12小節の各コードに当てはめてつくりました。
(エリック・クラプトンが弾いているフレーズをいくつか繋げて、
12小節分のソロフレーズをつくっています)
1小節目の「C7」で弾くフレーズ(解説動画)
ソロフレーズ①
6弦——————–
5弦——————–
4弦——————–
3弦–8–9————-
2弦——–8–10——
1弦—————-8—
このSOLOフレーズはどうやってつくられているか?
を解説すると「2つの解釈の方法」があります。
ソロの解釈①
「Cマイナーペンタトニックスケール(Cブルーススケール)」と
「C7のコードトーン」を混ぜて弾いている。
※今回は、みなさんに馴染みがあるCマイナーペンタトニックスケールで説明しますね。
一応説明すると、Cマイナーペンタトニックスケールに「♭5度(G♭)」を
プラスすると「Cブルーススケール」になります。
↓このポジションのCマイナーペンタトニックスケール。
ちなみに↓がCブルーススケール。
↓がC7のコードトーン【C7の構成音→C(1度)、E(3度)、G(5度)、B♭(♭7度)】
ここに、C7の「D(9th)、F(4度or11th)、A(6度or13th)」をプラスすると↓になる。
ソロの解釈②
「Cマイナーペンタトニックスケール」と「Cメジャーペンタトニックスケール」を
混ぜて弾いている。
↓このポジションのCマイナーペンタトニックスケール。
↓このポジションのCメジャーペンタトニックスケール。
※ソロ・フレーズ(弾き方)は、教則本や教える人によって
いろんな解釈で説明されています。
だいたい同じような意味なので、自分が分かりやすい覚え方を選ぼう!
結果的に、あなたがうまく弾ければOKですよ。
ソロフレーズ②
6弦———————-
5弦—————–10—
4弦————-10——-
3弦—–10–8———–
2弦–8——————-
1弦———————-
↓このポジションのCマイナーペンタトニックスケールを弾いている。
2小節目「F7」と3~4小節目「C7」で弾くフレーズ(解説動画)
ソロフレーズ③
6弦——————————
5弦——————————
4弦———————10——-
3弦————————-8-9—
2弦——————————8-
1弦–11→13–11————-
最初のところはCマイナーペンタトニックスケールで、F7のコードトーンをうまく使っている。
↓このポジション。
↓がF7のコードトーン。
次のフレーズはC7のコードトーンがメイン+Cマイナーペンタトニックスケール
↓がC7のコードトーン
↓Cマイナーペンタトニックスケール
ソロフレーズ④
6弦———————-
5弦———————-
4弦———————-
3弦———————-
2弦–10–8—10→11–
1弦———————-
「Cマイナーペンタトニックスケール」と「C7のコードトーン」を混ぜて弾いている。
【レッスン内容】(中級/Lv.6)・Eric Clapton12小節ソロの弾き方/TAB譜付・フレーズとテクニックの練習…
↓スケール表での説明です。
5~6小節目「F7」で弾くフレーズ
ソロフレーズ⑤
6弦—————————————–
5弦—————————————–
4弦—————————————10-
3弦-10↑————–10↑-10–8—–8-
2弦—–8—–11–8———————–
1弦——–8——————————–
このフレーズはCマイナーペンタトニックスケールを弾いている。
↓このポジション。
ソロフレーズ⑥
6弦—————————————————
5弦—————————————————
4弦—————————————————
3弦-10↑———————————————
2弦—–8—11–8————————11—11→13
1弦——-8——–11↑-11–8-10-8—-8——-
このフレーズもCマイナーペンタトニックスケールを弾いている。
(1音だけ「F7の6度」又は「Cメジャーペンタトニックスケール」)
※動画で説明した「C7の9th」は間違いね。
↓F7の6度(Dの音)
↓Cメジャーペンタトニックスケール
7~8小節目「C7」で弾くフレーズ
ソロフレーズ⑦
6弦————————————-
5弦————————————-
4弦————————————-
3弦————————————-
2弦–13—————————13–
1弦—–11–13—-13↑–11——11-
このフレーズはCマイナーペンタトニックスケールを弾いている。
↓のポジション。
9小節目「G7」と10小節目「F7」で弾くフレーズ
ソロフレーズ⑧
6弦————————————–
5弦–10———————————
4弦—–9————–10—-10–8–10-
3弦——-11–10–8——8————
2弦————————————–
1弦————————————–
このフレーズはG7のコードトーンがメイン+Cブルーススケールを弾いている。
↓G7のコードトーン
↓Cブルーススケール
ソロフレーズ⑨
6弦————————–
5弦————————–
4弦————8–8–8–10–
3弦–10↑——————-
2弦————————–
1弦————————–
このフレーズはCマイナーペンタトニックスケール(Cブルーススケール)を弾いている。
11小節目「C7」と12小節目「G7」で弾くフレーズ
ソロフレーズ⑩
6弦————————————————–
5弦———————————————-8-9-10
4弦—————————-10-8-10————
3弦——————10–8-9—————8———
2弦—8–11↑–8————————-8——–
1弦-8————————————————-
このフレーズはCマイナーペンタトニックスケール+C7コードトーンを弾いている。
↓Cマイナーペンタトニックスケール
↓C7コードトーン
※後半12小節の弾き方は、今まで説明してきたように
Cマイナーペンタトニックスケール(Cブルーススケール)と
Cメジャーペンタトニックスケールor各コードトーンを混ぜて弾いているだけです。
まずは、リズムにのせてタイミング良くギターソロが弾けるように練習をして、
うまくソロが弾けるようになった後に、この記事を参考にして
「どういう風にソロがつくられているのか?」を理解してください。
理解が深まれば、ソロのアプローチ方法が分かってくるので
アドリブ・ソロに応用できますよ。
アドリブ・ソロがうまく弾けるようになると、ジャムセッションがもっと楽しくなります♪