ジャムセッションとは?
私が知る限り、一番楽しい「ギターの遊び方」です。
そもそも、JAM(ジャム)セッションというのは、
楽器奏者(ギター、ベース、ドラム、ピアノなど)が集まったときに
全員で即興的に演奏して楽しむこと。
スタジオなんかで、
「ちょっとジャムろうぜ!」
と誰かが言い出し演奏した経験がある人も多いはず。
これが、なかなか楽しい♪
3コードでブルースやジャズ風にジャム・セッションする場合もあるし、
(例えば、E7、A7、B7の12小節ブルースとかね)
何かの曲をモチーフにしてジャム・セッションする場合もある。
インプロビゼーション(即興)が多いので、
上手くいくこともあれば失敗することもある。
そして、経験を積んでギターが上達してくると、
ほとんど失敗はなくなります。
失敗がなくなるというよりは、
失敗に気がつかれないくらいクオリティが高くなる
と言った方がいいかな。
そのジャムを、
お店(ブリティッシュ・パブ)でライブするのが、
これまた楽しい♪
海外では「パブ・ロック」という言葉があるくらい、パブでライブをするのは当たり前。
本当の意味で、音楽とお酒をセットで楽しむ文化ですね。
お店なので、ダラダラと演奏するわけにはいかないので、
いつも曲に即興の要素を入れて緊張と融和でライブをします。
なので、DELTA BLUES PROJECTのライブでは、
即興の要素をたくさん入れるため、あえてリハーサルはしません。
(適当に演奏するという意味ではないですよ。
リハーサルがなくてもちゃんと演奏できるレベルのミュージシャンとしか
一緒にライブをしていないという意味です。ちょっとした大人の遊び)
ライブハウスでチケットをお客さんに買ってもらって演奏するのもいいのですが、
そうすると、自分の知り合いとかファンとか、
自分のライブを観る姿勢で来るお客さんがほとんどになります。
でも、パブはちょっと違う。
基本的に入場無料のところも多いので、
自分を観に来るお客さんと、たまたまお店に飲みに来るお客さんが、半々くらいになる。
しかも、日本人、アメリカ人、イギリス人、メキシコ人、インド人・・・と、お客さんは多国籍。
そこで、たまたま自分の演奏を初めて聴いた初対面の人が、
演奏後に「すごく良かったよ!また来たいからインフォメーションを教えて!」
と握手を求めてきたら、すご~く嬉しいでしょ?
純粋に、ライブ演奏の魅力のみで、
人を惹きつけたことになるのですよ。
これがね、楽しくてしょうがない♪
ハマッて、やみつきになる。
かっぱえびせんのように、やめられないとまらない(笑)
結果として、自分の実力もかなりつきますしね。
そういう訳で、私はパブでライブをするのが一番好きなのです。
そこで、私が演奏をしていて一番楽しいということは、
ギタースクールの生徒の皆さんも演奏をしたら楽しいのではないだろうか?と思い、
曲にジャムセッションの要素も少し混ぜて行うライブが、
半年に一回開催するJAMセッション・ライブなのです。
生徒の皆さんも、この楽しさにかなりはまっています。
もちろん最初は、皆さんステージでかなり緊張するんですよ。
でもね、ライブを終わってみると、そんな緊張なんて吹っ飛んでしまい、
楽しい気分のみが残るのです♪
これが、一番楽しいギターの遊び方「ジャムセッション」です。
皆さんも、お店やスタジオ、友達の家などで
気軽にバンド仲間とジャムセッションをすると楽しいですし
今まで以上にギターが上達しますよ♪