【FULL MOON LIGHTNIN’ / FLOYD LEE】
以前紹介した映画「BECK」に出演しているFLOYD LEEが、
2009年アメリカで出演したドキュメンタリー映画です。
(FLOYD LEEは、MISTUのブルースの師匠です)
あらすじ:
ニューヨークでブルースマンとして暮らすFLOYD LEEに、
生き別れになった実の兄弟がいることが調査で分かった。
兄弟は、生まれ故郷ミシシッピのラマーに住んでいる。
FLOYDは数十年ぶりに兄弟に会うため、
ニューヨークからミシシッピへ車を走らせ、
ブルース人生を巡る旅にでる…。
【FULL MOON LIGHTNIN’】
Film by John C.Gardiner
出演:FLOYD LEE, JOEL POLUCK
FLOYD LEEは、80歳近い黒人のブルースマン。
本人曰く、John Lee Hookerの親戚で、Jimmy Reedと一時期活動を共にしていた。
アメリカのミシシッピでこの時代に生まれた黒人は、
出生証明がなかったり、探すのが大変な場合がある。
というのも、ちょうど奴隷解放の時期で貧しい生活を強いられていたという現実もあり、
生きるのが精一杯だった。
この映画を撮っている時期、私はちょうど日本に帰ってきた時だったので、
その後、FLOYDと日本で一緒にツアーを周ったときにいろいろと撮影の話を聞いた。
「本当に、兄弟はもう生きていないと思っていた」
それを映画のディレクターが総力を挙げて探しだし、
ミシシッピまで行って会えたので、かなり喜んでいた。
ちなみに、映画の中でギターを弾いているのがJOEL POLUCK。
カナダ人の気さくな兄ちゃん。
FLOYDとJOELと私で、良く一緒に演奏したので懐かしい。
しかし、JOELの彼女は癌で亡くなっていた。
その彼女の思い出と、FLOYDのミシシッピへの旅が交差しながら進むロードムービーです。
FLOYDのブルースにのって、アメリカ南部の景色が流れているのが、なんだかグッとくる。
残念ながら日本では公開されなかったので、
興味がありましたらAmazonなどでDVDを購入してご覧下さい。
(おそらく日本語字幕は無いと思います)
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