【カノン進行】で遊んでみよう!
今回は、ギターの遊び方!
パッヘルベルの『カノン』をボサノバ・ジャズ風にアレンジして
ジャムセッションする方法です。
知っている人もいるかと思いますが、
私がいつもライブでインプロ演奏して(即興でアドリブ・ソロを弾いて)
遊んでいるアレンジです(^^)
『カノン』は、もともと昔々のクラシックの曲だけど、
ギタリストにとって「カノンロック」の方が親しみがあるかな。
このカノンのコード進行ですが、俗に「カノン進行」と呼ばれ
非常に心地よく響く、安定感のあるコード進行でなので、
今まで多くの歌謡曲で用いられています。(ヒット曲や名曲にも、かなり使われている)
なので、既にマンネリ化しているコード進行とも言われているのですが、
個人的な意見としては、心地良いものは心地イイのだから好きです。
(でも、作曲をしたい人は、使い過ぎに注意した方が良いかもね)
カノン進行とは?
これが↓カノン進行。
D-A-Bm-F#m-G-D-G-A(このコード進行を繰り返す)
もっと詳しく分析すると↓これ
「I-V-VIm-IIIm-IV-I-IV-V」のコード進行。
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※簡単に説明すると、こういう意味ね
ド-レ-ミ-ファ-ソ-ラ-シ
↓
C-D-E-F-G-A-B
↓
I-Ⅱ-Ⅲ- IV-V-VI-Ⅶ
・これをコードにすると↓
I-Ⅱm-Ⅲm- IV-V(7)-VIm-Ⅶm(♭5)
・と言う訳で↓
C-Dm-Em-F-G(7)-Am-Bm(♭5)
・KeyをDにすると↓
D-Em-F#m-G-A(7)-Bm-C#m(♭5)
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このカノン進行を「ボサノバ・ジャズ風」に勝手にアレンジしてみると
「D-A-Bm-F#m-G-D-G-A」のカノン進行は、
「D-A-Bm-F#m-G-D-Em7/G-A」というコード進行ともとれるので
ここにジャズっぽくセブンスなんかを加えると
になります。
ボサノバ風カノン進行
これをボサノバっぽく、各コードの「ルート音」と「5度の音」を交互に弾くと
||:DM7 /DM7onA |AM7 /AM7onE |Bm7 /Bm7onF#|F#m7 /F#m7onC#|
|GM7 /GM7onD |DM7 /DM7onA|Em7 /Em7onB |A7(13) :||
というコード進行になります。
(これが動画で弾いているコード進行です)
※「DM7onA」などは分数コードで、ベース音をAにしてDM7を弾くっていうこと。
「DM7/A」と同じ意味。
そして演奏すると↓こうなります。
カノンをボサノバ・ジャズ風にアレンジして遊ぶ(解説動画)
ちなみに、このカノン進行で、ギターでアドリブ・ソロを弾きたい場合は
「Dメジャースケール」「各コードのコードトーン」なんかを使えば弾けます。
繰り返し最後の「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ」(Em7-A7(13)-DM7のところ)を意識して
フレーズなんかを入れると少しジャズっぽくなるよ。
↓こういう感じ(古い動画なので、画質が悪くてごめんね)